皆様こんにちは、紺堂つぼ治療院です。
先週、私の好きな書籍の著者ゆかりの地へ自転車で往復してみました。
久々に200キロを超えられたことに満足しつつ、筋肉痛にもならなかったことに一人ほくそ笑んでおります。
今回のライドで特に気を付けたのは、モモ上げ。
足を上げるんだ、上げるんだ!と心がけると結果的に反対側は下がります。
この下がる力を利用してペダルを回せたように思います。
漕ぐぞ、踏むぞという「無駄な力み」を少なくできたからかなぁ?と勝手に解釈しておりますが、実際のところはわかりません。
さて、今回のテーマは「動き(運動)」です。
ちょっと難しい話ですが、できるだけかみ砕いてお伝えしたいと思います。
私たちの動きは「動け!(指示)」と「上手に動け!(抑制)」の2種類の命令で運動しているとされていました。
しかしながら、今回、「動け!(指示)」の中にすでに「上手に動け!(抑制)」が入り込んでいるらしいということが発見されました。
研究は、げっ歯類(ネズミなど)でしたが、同じ脊椎動物なので我々霊長類にも当てはまるのではと思われています。
動き(運動)はシンプルな命令だとされていましたが、初めから複雑な命令が下されていたようです。
複雑な指令を出す脳、それをしっかり受け取って適切に処理するカラダ、何気ない動きにもたくさんの神経が関わっている、という研究でした。
嗚呼、素晴らしきかな神経たち。
解剖学に全く興味がない方はつまらなかったかもしれません。
解剖学に関わったことのある方は、「なんかそんなのあったな・・・」になっているかもしれません。
「そんなのあったかな・・・」と言っている場合ではありません、これは「皮質脊髄路、ホントは複雑だった!」という話なので、教科書が変わってくるかもしれません。
「動け!」という指示を出す時点で脳はものすごく活発化されている。
素敵なスポーツライフで脳も体も活発にしてください。
お読みいただきありがとうございました。
研究者に敬意を表しつつ。
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