子供のころ友達の家に行くと、うちの匂いと違う!と戸惑ったことがあります。
それ以来、友達がうちに来ると一旦窓を開け放っていたことがありました。
皆様こんにちは、紺堂つぼ治療院です。
今回のテーマは匂い。
癌を察知する犬の存在は聞いたことがありますが、人間の感覚もまんざらではないという報告です。
ただし、原文に「この報告は1年以上前だからな、今は結論変ってるかもしれん。あんまり信用するなよ!(意訳)」とありました。というわけで、今回も私の都合の良い解釈をお送りいたします。
意図的に細菌の毒素を注射し免疫活性状態にした人(病人と仮定)の写真と匂いの1セットと、健康な人の写真と匂いの1セットを比べてみてもらい、病人的か、健康的か、近づきたいか?について聞きました。免疫活性状態の顔は明らかな病人顔ではないと思いますが、詳細は不明です。
すると、視覚と嗅覚で病人と健康の判別がつくことが多かったようです、残念なことに病人的な方には近づきたくないという感情も。。。
私自身もよく知る友人が調子悪そうにしていれば気づかないでもないですが、匂いを嗅いでまで「今日調子悪いんか?」としたことはありません。
東洋医学的な考えからすると、匂いは大切な情報の一つではありますが掘り下げたことはありませんでした。特に訓練を受けていなくても視覚と嗅覚で病人っぽいゾ!と気付けるのはなかなか素敵な能力ですね。
そして、もう一つ。
匂いの感覚が減少しているのは認知症の可能性が高まっている。という報告。
こちらには注意書きがなかったのでどうやらそうらしいままです。
が、私の報告なので全面的に信頼しないようご注意ください!
57歳から85歳の3000人に5つの匂いを嗅いでもらって、五年後にもう一度して嗅いでもらったところ、1つもわからなかった人のほとんどが認知症と診断されていた、というものです。
ただし、匂いと認知症の関係は1990年代から生理学的に観察されていて、アルツハイマー型認知症の初期に嗅覚不全が出現しやすいことが分かっていました。
なお、大量飲酒とアルツハイマーの関係も指摘され始めております。酒好きの私が匂いに鈍感になり始めたら何らかのサインかもしれません。
今回のタイトルに入れた匂いですが、順応が速いことも知られています、いわゆる慣れです。臭気があっても徐々に慣れて来て、匂いが分からなくなってくることも知られています。匂い慣れとでもいうのでしょうか。
窓を開け放っていた過去の私、気にすることなかれ!友人たちは我が家の匂いに慣れて忘れてしまうのだよ。
そしてもう一つ、匂いについて忘れられないことがあります。
もう20年近く前ですが、祖母が亡くなったと知らせを受け福岡から千葉へ戻る際、機内で懐かしい祖母の匂いがしました。え、と驚ききょろきょろしましたが、匂いの発生源はわからずクンクン嗅いでもそれらしき残り香もありませんでした。
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