もともとは、易者さんが自己プロデュースに用いた言葉だったようですが、語感もよく当時としての流行言葉になっていたそうな。
施術をさせていただくうえで、患者さんが語らないうちに痛いところに手が伸びて、すっと鍼を置くとピタリと痛みが止まる魔法のような能力があれば面白そうだとは思います。
が、良くなる過程も仕事の一部として必要なので、欲しいかと問われれば、いらないかな。
皆様こんにちは、紺堂つぼ治療院です。変わらずセミはわんわん鳴いていますが、もう先週のセミではないのね、合掌。
さて今回ご紹介するのは、「握力」。5月以来2度目になります。2018年は握力ブームなのでしょうか。
例によって、個人的に曲解しておりますので鵜呑みにされないようご注意ください。
では、参りましょう。
糖尿病(2型)のリスク把握を簡便にしたい!簡単にできるテストはないかいな。よし、握力で行ってみよう!!と研究者たちは考えました。数年に及ぶ調査敢行しました。
〇健康な人に握力を計ってもう
〇体重の8割くらいの握力なら問題なさそうだぞ
〇体重の5割くらいだと糖尿病リスク上がってきてるぞ
ということでした。
実際の報告では、垂直飛びや立位前屈なども糖尿病リスクに関りがありそうだとも述べています。→原文
私の5月のブログは、鬱と握力の関係でした。今回は糖尿病リスクと握力。
一見この鬱と糖尿病の2つの疾患に関わり合いがなさそうです。しかしながら、握力に視点を置いてみると関わり合いがありそうです。キーワードは直立!
ここからは、私の勝手な推論です。
ヒトが二足歩行になった正確な理由については、諸説ありまだたどり着けていません。
ただし二足歩行になったことで、手を使う頻度が高くなったことは明白です。
生活するうえで細かな動きに対応できる手。
翻って現代、ある事情で生活に支障が出ると活動量が減ってしまう。
活動量が減ることは手の使用頻度にも影響を与え、手の筋力も低下していく。
ある事情とは、鬱であったり糖尿病であったりなど精神的身体的弊害の可能性も含まれます。
つまり、握力は活動量を計る目安となっていることに気づけたのが先の研究者たちなのではないでしょうか。
黙って座ればピタリと当たる能力は今のところ不要ですが、握手することで「ある事情の有無」を計り知ることができるのかもしれません。
妄想を飛躍させると、握力計で検査するより握手での握り具合の精度が高められれば、握手だけでピタリと病気を見通す能力が身についてしまう。これなら施術の成果の過程を知れるので、特殊能力として自分にあったらなぁと欲しい気持ちを抱きます。まぁ現実的ではないけれど。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
活動量が落ちていないか確認するため、今夜もプルトップを開ける動作の訓練だ!
なお、二足歩行への成り立ちについてはカラパイアが面白いと思います。
ステキな二足歩行ライフを!
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