患者さんへの問診で「眠れてますか」とお聞きするのはその方のQOLと気力と体力と精神的なバランスについてお尋ねしているんだなぁと実感した寝苦しい8月、皆様いかがお過ごしでしょうか。
改めましてこんにちは。はり灸こんどうです。
今回は、睡眠についてのご報告です。
専門学校に勤めているとき、学生さんから「眠れないんすよねぇ」という訴えを頂戴することがありました。「解決して欲しい?聞いて欲しい?言いたいだけ?」と一見冷たいようですが、選択してもらうことで話がスムーズに進むため聞き返してみると「う~ん、全部っす」と予想を超えた答えにたじろいだことがありました。一通り、話を聞いてから「まぁ、寝れないで死んだ人はいないから、大丈夫だよ、はズルい?」と話し、お互い笑って終わっていました。
当時の学生さん、大変申し訳ございません。寝れないで死んでしまう方がいらっしゃったようです。それも、まぁまぁの確率で。
この場を借りてお詫びと訂正をさせていただきます。
不眠を訴える方は日本では4、5人に1人の割合でいらっしゃいますが、まさか致死性ではないでしょうと高を括っておりました。一応「不眠で死ぬ」で検索してみると、あるんですね。
面食らってしまい、言葉が出ません。病気の名前がそのままで「致死性家族性不眠症」とのことでさらに驚きました。
ネット上の情報ではありますが、知れば知るほど自分にも起こるだろうか、おこらないだろうか、という思いを抱きつつ、病気に対してどういうことがおきているのか疑問が沸き上がります。
事の詳細については、他のサイトを下にリンクしますのでそちらでご確認ください。
色々見てみると、ほぼ眠らずに55年間過ごした方もいらっしゃるようで、ヒトという生き物は一体全体なんなのだろうと考えさせられました。
リンク先:カラパイア、 wikipedia、 難病情報センター
死に至ってしまうことを知り、信じられない気持ちを抱きつつ、原因と対策を見つけられることを願ってやみません。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
今夜寝るときは、いつも以上に自分の幸福を感じることができる気がします。
皆様も素敵な睡眠ライフを。。。
コメントをお書きください