スマホで目の疲れ?ツボを使った対策方法

目の疲れに自分でできること

目の疲れにツボをおすすめ鍼灸院

目の疲れからくる肩こり、目が疲れて頭が痛い、目の疲れが取れない、ディスプレイがぼやけてしまう

 

こんなお悩みについて、おすすめの対策をお伝えします。

本記事の内容

  • 目の疲れ対策(自分で押す・ツボ探し)
  • 目の疲れ対策(温める+少しの重み)
  • 目の疲れ対策(目の休ませ方のコツ)

 

 

本記事では鍼灸師が使用する具体的なツボの探し方、触り方、押し方など自分でできる目の疲れに対する対策をお伝えしています。

鍼を用いたツボ刺激では視力回復が計れたことが報告されています(前田ら1993年)

 

鍼灸師さんであれば、視力への影響や目の疲れへの対策がすぐに浮かぶと思います。

その内容をここで共有したいと思います。

疲れ目対策(自分で押す・ツボ探し)

目の疲れにツボ押し

目の疲れを感じると、目がしら、眉間、こめかみを自然と抑えている方もいらっしゃると思います。

そのツボ合ってます。

 

目がしらのツボは「晴明:せいめい」、眉間のツボは「攅竹:さんちく」、こめかみのツボは「太陽:たいよう」です。

3つに共通している目安は骨のくぼみです。

顔の骨は実際デコボコしてます。

そのヘコミを指でなぞって探してみましょう。

 

ホントに小さなくぼみがあります。

これかなぁと自分の体をたくさん触ってあげてください。

ツボは逃げませんので、絶対探せます。

 

それでもよくわからないんだけど、、、という方!

気にすることはありません。

ツボはピンポイントの刺激が望ましいですが、その周囲でもオッケーです。

 

ホントのところ誰もツボを見たことはありません。

鍼灸師も皮膚のへこんでいる場所、膨らんでいる場所を目安に探しております。

 

目くじら立てて探さなくても大丈夫。

自分の指がツボに自然と向かいます。

そこに目の疲れに効くツボです。

 

これは私(だけ)の経験ですが、鍼灸は効く人はどこに打っても効きますし、効かない人はどこに打っても効きません。

ですので、ツボも同様で目の疲れにツボが効く人もいれば効かない人もいらっしゃいます。

自分でできる押し方(触り方)

 

場所が分かったら押し方(触り方)です。

皮膚に指の跡や爪の跡が付くほど押す必要はありません。

 

大切なことは皮膚刺激です。

奥の方が気になるからと力いっぱい押す必要はありません。

 

皮膚を摘まむもよし、指先に圧がかかる程度でもよし、撫でるもよし

皮膚を刺激することが目的なので、とにかく皮膚を触ってあげましょう。

 

触れてあげることが目の疲れをいやすことに繋がります。

疲れた目も触られることで喜んでいることでしょう。

疲れ目対策(温める+少しの重み)

目を温めるグッズは「ホットアイマスク」というキーワードで検索すると商品がたくさん出てきます。

疲れ目対策を多くの人が求めているのです。

充電式、電子レンジ式、使い捨て式、目元マッサージ機能付きのアイマスクもあります。

 

鍼灸師としてのおすすめは、温かさに加えて少し重みも欲しいところです。

寝た状態で体に少しの重み(不快にならない重さ)が加わると安心感が得られます。

まぶたも同様に少し重みが加わることで温かさに加えリラックス効果も期待できます。

 

寒くなってきた季節には、携帯用カイロを備えている方もいらっしゃるかもしれません。

携帯用カイロを晴明、攅竹、太陽に当てて温めるもの疲れ目対策としてお勧めします。

 

※長時間当て続けることは低温やけどを引き起こしますのでくれぐれもご注意ください。

 

治療院では、鍼灸師がしっかり管理して目もとにシール状のお灸をすることもあります。

また、電気温灸器という温度管理できて火傷させない器具を置いているところもありますので訪ねてみてはいかがでしょうか。

 

経験するとわかりますが、視界が明るくなり視野が広がる感覚が得られます。

 

目の疲れがすっきりした!という感想は多くの方が抱いてくれています。

目の疲れに温灸器も効果的

疲れ目対策(目の休ませ方のコツ)

目の疲れには休息も必要

最後に、目の疲れの対策としておすすめなのが「目の休め方のコツ」です。

目を休ませるというのは、目を使わない、目をつぶればいいという事でもないのです。

 

この記事で一番実践しやすいので是非覚えて欲しいです。

  • 目の焦点を合わせるのは自律神経
  • 強制的なリラックス状態(副交感神経を活発に)
  • 良く見ようとすると顔が前に出てしまう

目の焦点(ピント合わせ)は毛様体筋(もうようたいきん)という筋肉が働いてくれています。

この筋肉は私たちの意思では動かせません。

 

自律神経によって動かされピント合わせが行われます。

遠くを見る、という意思(指令)によって目線が動き自動的に(自律神経が働き)ピント合わせができます。

 

遠くを見る、視野を広げて見ようとする時は交感神経系

近くを見る、ぼんやり見ようとする時は副交感神経系

 

になります。

そのため、目を休めるときは

1.まぶたを閉じ

2.近くのモノを

3.ぼんやりと見つめる感じ

で休ませることをおすすめします。

 

これが目を使わずに強制的にリラックス(副交感神経を活発)にさせることに繋がります。

また、仕事でディスプレイを扱う方はしっかり見ようとすると顎を突き出し目を細めてしまいます。

 

これはカラダにとっては少し無理な姿勢になります。

休息する時はくれぐれも顎を突き出さない姿勢で目を閉じてください。

 

顎が突き出ていると肩の凝りや首の凝りにつながってしまいます。

これについては以前ブログで紹介した「肩」で詳しく書いております。

 

お時間がありましたら読んでいただくと、肩こり対策にもつながります。

 

 

ここまでお読みくださりありがとうございました。

今回はくだらない話が一切ない真面目な話になりました。

 

皆様のなかで目の疲れでお困りの方がいらっしゃれば、

是非参考にしていただきたいと思い記事にしてみました。

 

皆様も目を大切に扱っていただき、この世の素敵な風景をお楽しみください。