スマホ操作で腱鞘炎!?このツボが良い!
手首が痛くてスマホが持てない!
軽く握っただけで電気が走る!
片手操作が怖くなってきた、これって腱鞘炎!?
腱鞘炎と言われて両手持ちに変えた!
こんな悩みにツボを使った解決方法も含めてお伝えしていきます。
記事の内容
◇手首の痛み対策(自分でツボ探し)
◇スマホリングと親指の関係
◇痛みを起こす前にできること
この記事は鍼灸師が腱鞘炎に使えるツボの探し方、触り方、押し方など自分でできる腱鞘炎対策をお伝えしています。
鍼灸師さんであれば、腱鞘炎の治療や手首の痛みの治療は得意という先生も多いと思います。
得意という事は世の皆様のお役にもっともっと立てるはず。
そこで、お困りの方がちょっとでも不安を少なくできる対策方法をお伝えします。
ツボの有効な利用方法を是非知って、使って不安を解消して欲しいと思います。
手首の痛み対策(ツボ探し)
腱鞘炎の代表と言えば親指の動き!
親指を他の指で包みつつ、小指側に手首を倒す動作をしてみるとズキッと痛みが走ります(アイヒホッフテスト)。
スマートフォンを親指で扱う人にとってこの痛みは衝撃です。
このズキッとした強烈な痛みは親指の付け根の手首にあります。
痛みが出ると手首付近を押したり抑えたりすることが多いです。
しかしながら、この場所を触るのは痛み対策としてはちょっと頼りないのです。
ここでおすすめしたいツボは3つ
「支溝:しこう」、「三陽絡:さんようらく」、「四瀆:しとく」
3つとも肘と手首の間、手の甲側で腕の二本の骨(橈骨と尺骨)の間にあります。
ツボの取り方
痛い側の肘を反対の手で抱えます(腕を組む)。
すると親指だけ前側、ほかの4本の指は肘の下に来ます。
その親指を手首までスライドさせてください。
支溝は肘と手首の半分の半分(1/4)の場所
三陽絡は肘と手首の手首側の1/3の場所
四瀆は肘と手首の真ん中付近
3つとも骨と骨の間を押してみると筋が張りコリコリして痛いところがあります。
ここがお勧めのツボの場所です。
これかなぁと自分の体をたくさん触ってください。
筋が逃げるようにコリッとするところです、絶対探せます。
それでもよくわからないんだけど、、、という方!
気にすることはありません。
ツボはピンポイントの刺激が望ましいですが、その周囲でも有効です。
もっとざっくり言うと手の甲側で中指の延長線上を肘に向かって触って行ってください。
コリっとした場所があります。
ホントのところ誰もツボを見たことはありません。
鍼灸師も皮膚のへこんでいる場所、膨らんでいる場所を目安に何度も触れるようにして探します。
目くじら立てて探さなくても大丈夫。
自分の指がツボに自然と向かいます。
極端な話し、効く人はどこに刺激しても効きますし、効かない人はどこに刺激しても効きません。
自分でできる押し方
いよいよ押し方(触り方)です。
皮膚に指の跡や爪の跡が付くほど押す必要はありません。
大切なことは皮膚刺激です。
奥の方が気になるからと力いっぱい押す必要はありません。
皮膚をつまむも好し、指先に圧がかかる程度でも良し、撫でるも良し。
皮膚を刺激することが目的なので、とにかく皮膚を触ってあげましょう。
スマホリングと親指の関係
スマホを持ちやすくするために裏側にリングを付けている方!
これ、とても便利です。
落とす心配も減りますし、なにより安定されます。
リングに入れる指は人差し指の方もいればそれ以外の方もいます。
リングの大きさも素材も様々で好みのものをお使いでしょう。
この便利なグッズですが、片手操作の場合ディスプレイの操作はほぼ親指に限定されてしまいます。
親指以外が機種を固定し支えるため、自由に動くのは親指しかないのです。
腱鞘炎の原因 = 使い過ぎ
1日の内どれくらいスマホを扱っているでしょうか。
平均すると1日に2.3時間使っていると言われています。
その時間のほとんどの操作を親指でしているのですから「使いすぎ」になっても仕方ありません。
せっかく安定させるためのリングホルダーですからたまには手を持ち換えて操作してみてはいかがでしょうか。
手を持ち換えること、両手で操作することで指への負担が確実に変わります。
ぜひお試しください。
痛みを起こす前にできること
最後に、腱鞘炎になりたくない人のためのおすすめなのが「肩を動かす」です。
200g程度のスマホ。
ずっと持ち続けて落とさないように支えるのは腕だけではなく肩も使います。
とくに大切なものを持つという意識があるため人は丁寧に抱える姿勢になります。
抱える姿勢は前屈みで肩をすぼめる姿勢になります。
これが、いわゆるスマホ肩・スマホ首に繋がります。
腱鞘炎対策をお伝えしてきましたが、肩も一緒に動かしてあなたのカラダを快適にしましょう。
肩を動かすことで手首も肩も得するのですから文字通り一挙両得。
ツボも良いけど、肩を動かす おすすめ動作!
スマホ時間が長く、肘の痛みや肩の痛みに悩まされている方は是非実践してください。
- 腕を上に上げ頭を越えて反対側の耳を優しくつまむ
- 目線は前を見て気持ちはリラックス
- 腕をさらに伸ばして耳から肩へ
- 肩から後頚部、そして同側の肩に戻しつつ触れたまま肘を大きく回す
肩を動かすために腕を大きく上げましょう。
この動きを時々思い出してください。
呼吸も深くなりリラックス効果もあります。
目線は前のまま、顔を傾けず反対側の耳まで手を伸ばしましょう。
肘は自然と曲がっています。
耳からさらに手を伸ばし、肩に触れてみましょう。
体が硬くなっていると届かない人もいます。
最後は指をカラダから離さずに同側の肩まで戻り肘で大きな円を描きましょう。
指を肩に触れたまま肘を大きく回す動作は肩甲骨を動かすことに繋がります。
チョットした肩こり対策にもなります。
是非お試しください。
ここまでお読みくださりありがとうございました。
スマホを触ることが腱鞘炎の原因かもしれない症例がありましたので記事にしてみました。
皆様のなかで腱鞘炎でお困りの方がいらっしゃれば、
是非参考にしていただきたいと思います。
皆様も手首を大切に扱って、快適なスマホライフをお楽しみください。
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