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新年あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願い申し上げます。

年末年始は千葉へ帰省しおせち料理と日本酒をたらふく頂き、何年かぶりに苦しくて動けない状態まで食べ続けました。

もちろん、体重など計ることなく正月三が日を終えました。

 

あらためまして皆様こんにちは、はり灸こんどうです。

元旦からクワイの歯ごたえが栗に似ているなぁと思いながら咀嚼しておりました。

芽が出ることから根菜ということはわかってはおりましたが、歯ごたえが木の実っぽいと思い、根と実とは何が違うのか調べてみました。

強引な結論から言うと、養分を地下に蓄えるのか地上に蓄えるかの違いであり、植物それぞれの貯蔵庫と言いますか次世代へのつなぎ役となります。

地上では花を咲かせた後に実となり、親木周辺に落ちて芽を出す。または動物に食されてフンとして運ばれて芽を出すことで次世代へつなげる。

地下の場合は根の周辺に養分として貯まり、春まで待ち続け芽を出すことで次世代へつなげる。

動というよりは静とした生き物の強さを感じました。

その静の強さをお正月から頂戴することで人類はエネルギーを養わせていただいているのでしょう。

なんともありがたい。

 

ところで、クワイと栗。地下と地上の違いはありますが、養分を蓄えているということでは同じことなのでたまたま食感が似ているというだけなようです。

今回根っこを調べているなかで面白かったのは、厳密にいうと根菜は根っこではない!ということでした。

土の中にあるので根菜という名前がついていますが、根っこではなく茎の場合もあるようです。

代表出的な地下茎は鱗茎(たまねぎ・にんにく・らっきょう)、球茎(サトイモ)、塊茎(ジャガイモ)、根茎(ショウガ・レンコン)の4種類で、地下の根っことしては塊根(サツマイモ)のみ。

そして最も驚いたのが根っこでも茎でもない担根体(ナガイモ・ジネンジョ)でした。

♪ へぇ~、へぇ~、へぇ~♪ 懐かしい音が脳内再生されました。

 

根菜だけど、根っこじゃない!

なんだかおもしろい。

〇〇だけどそうじゃない!と言えば、カバ!

”カバはヒヅメが偶数なので偶蹄目(ぐうていもく)というグループに分類されてきた。カバは偶蹄目(ブタ、シカ、キリン、ウシ、ラクダ)よりもむしろクジラ類に近縁だという” ー嗅覚はどう進化してきたか(新村芳人)岩波書店 ー

これを知った時はおどろきました。

とはいえ、2019年の時点の情報なのであと100年もすればまた新しい発見があるかもしれません。

 

 

この一年もまじめでちょっとくらいは面白いと思ってもらえるブログを書き続けていきたいと思います。

くだらない事ばかりで「この イモ野郎!」などとののしりたくなった時はどのイモなのかをお示ししていただけると幸いです。

その際、養分のかたまりがどのあたりかも想像されますと、不当な例えをされたイモたちも根に持たないことでしょう。

 

ここまでお読みくださりありがとうございました。

皆様も素敵な植物たちの養分を摂取されてください。