わたくし、2019RWCのチーム「ノーサイド」の一員でございます。
なんのこっちゃと思われるかもしれませんが、現在全国12都市で世界一を決めるラグビーゲームが行われております。
九州は、福岡、大分、熊本の3都市が選ばれており、9月26日に先陣を切ってイタリアーカナダ戦が行われました。
で、チームノーサイドとは、観戦に訪れた観客をスタジアムでお出迎えしたり、誘導したり、困りごとを聞いたり、試合会場の中で様々なサポートをしています。
福岡ではスタジアム(東平尾公園博多の森球技場)周辺、博多駅、博多駅前イベント会場、西鉄天神駅で訪れた方々への対応など多岐に渡る活動を行っています。
日本の初戦勝利に勢いがついたのか、思っていた以上に盛り上がっております。
写真などは撮れないため、イメージが湧きにくいと思いますがこんなジャージで活動してます(ラグビーリパブリックさんリンクいたします)。
昨日、ボランティア初日としてスタジアム周辺でお客様のお出迎えを致しました。
日本語で言うところの「ハイタッチ」は「ハイファイブ」という言い方になるらしく、「♪ハイ ファ~~」とニコニコしながらお声掛けすると軽く時に重く手を合わせてくれます。
私もまぁまぁ調子ノリなので、一度ハイファイブを成功すると、次々と臆せずお声掛け。
徐々に興が乗ってまいります、これ楽しい!
すると、カメラを肩にした報道関係者が近づいて来てくださりハイファイブでのお出迎えを撮影してくださいました。
他のスタッフからさっき撮影していたハイファイブ、番組で流れてましたよとのお言葉。
どこのどなたか存じませんが、映像の採用ありがとうございました。
それはともかくお帰りのお見送りで、ちょっと意外な光景を目にしました。
チームを応援するために母国からはるばるお越しいただいた方、残念ながらチームは負けてしまったのに表情が全く残念がっていない。
お酒の力もあるのかもしれませんが、負けることに「負の印象」を持っていないとでも言うように陽気に国歌を歌いながら駅に向かっておりました。
たまたま目にした集団だけかもしれません、彼らなりの悔しさの表現かもしれません。
しかしながらその表情は朗らかで、胸を張って国歌を歌う姿などは実にカッコ良かったです。
どんな状況でも前を向いて胸を張って行こう!とでも言うような。
とかく反省と今後に生かすことばかり考えてしまう私としては、心底真似したい表情と姿勢でした、ホントにカッコ良かった。
以前読んだ脳科学の本に「何事も先のことは誰にもわからない」という結論が書いてありました。
楕円のボールのごとく、どっちに転ぶかは誰にもわからない。
だから精一杯準備して、ダメだったらそれも受け入れようということなのでしょう。
何とも懐の深い思考です。
これを実際あっさりやってのけ笑顔で駅に向かっていった御一行様、良きものを見させていただきました。
この場を借りて感謝申し上げます。
ありがとうございました、素敵な笑顔の置き土産、しっかり頂戴いたしました。
前向きになると言えば、明後日はヒルクライムレース(英彦山サイクルタイムトライアル)が開催されます。
悪いタイムだったらどうしよう、と消極的でした。
試合後に朗らかな彼らの後ろ姿を見送りつつ、今年の結果は今年の準備の証拠なだけだ。
おかげさまで前向きに捉え始めています。
お客様とイベントのサポートをすればいいんだと思っていたボランティアですが、勇気と元気を頂戴するとは思いませんでした。
何事も、やってみないとわからないなぁと改めて脳科学者の言葉を反芻しております。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
日本戦に限らず、テレビ放映もしております。
ルールが難しいかもしれませんが、ボールをとにかく前に運んで地面につける陣取り合戦としてお楽しみください。
また、観戦チケットをお持ちの方、ゲーム以外にもいろいろな経験ができることを祈念しております。
そして何より 頑張れニッポン
選手の皆様に素敵な結果が訪れますことも願っております。
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