夕暮れから夜に移る交差点。
1台の自転車を囲んで座り込む人影とスタンドを立てた自転車が数台。
月は雲に隠れその表情は見えない。
年の頃は中学生に見えなくもない。
あどけなさに疲労感が加わり悲壮感漂う秋の宵。
人影の1人から視線を感じつつ、背中に背負ったカバンにはパンク修理セットがあったはず。
たぶん力になれるだろうと引き返す。
「トラブル?」
「チェーンが外れてペダルが動かないん…です」4人が一斉に口をそろえて窮状を訴える。
自転車用ヘルメットをかぶったピンクTシャツの派手目なおじさんが君たちを助けに来ましたよ。
チェーン落ちに加え、ペダルと車体に絡まって微動だにしないチェーン。
ペダルを逆回転しつつチェーンを引っ張ると直るだろうと推測。
でも油まみれになる手は避けたいが、修理セットに布切れは入れてない。
汚れは諦めちょっとカッコつけちゃおう!と開き直る。
自転車を支えてもらって推測通りにちゃっちゃと修復。
「これで大丈夫。回してみて!」
小気味よいギヤの音とスゥ~っと回るタイヤ。
「うぉぉぉぉぉ!」と4人の歓声が沸き起こり一気にお祭りモード。
「マジやべぇ」、「やべぇ超やべぇ」「ありがとうございます、やっと帰れる~!」「よっしゃー!」
そして、4人そろって「ありがとうございました」を耳にした時、そんなに喜んでもらえたら派手目なおじさんも嬉しくて泣いてしまいそうになりました。
残りの帰路、なんかいい事しちゃったなぁと振り返り、涙腺を緩ます私。
拭うたびに目じりが黒々と染まっていくことにまだこの時は気づいていない。
改めまして
皆様こんにちは、はり灸こんどうです。
手についた機械油の汚れは土を塗って水で洗うと落ちやすいです。
高校の頃スクラムマシーンを直したところ全員機械油で手がべたべたになりました。
どうするんだ!?と困惑中に「先輩、土ぬると落ちやすいっす」宣言して手を洗ったところ、まあまあキレイ。
グラウンドの端っこは草がそこらじゅうに生えており土の宝庫。
案は採用されましたが、土を泥状にして、なすりつけ合う本気鬼ごっこが始まったことは言うまでもありません。
まぁ、そこそこ足の速い人ばかりなのでいい練習になりました。
洗濯する母親からは、一度土を落としてから洗濯籠に入れるようキツくご指導いただきました。
暗くなるのが早くなりました。
朝の自転車の漕ぎ出しは風が冷たく感じます。
既に冬がスタンバっているのでしょう。
話しは戻って「暗」
暗くなると言えば夜!
夜と言えば図書館!
というわけで福岡県春日市の図書館の催しのお手伝いをさせていただきます。
内容をちょっとお話ししますと、図書館に行燈を置きまして幻想感あふれる雰囲気にいたします。
その雰囲気のもと
琴と尺八の和の調べ
九大落研による落語
星の話
お話し会
眠れる体へ導く体感ブース
が開催されます。
毎回数百名が訪れて楽しまれるそうです。
近隣にお住いの方、所用で春日方面にいらっしゃる方、是非お立ち寄りください。
出入り自由の夜の図書館をご堪能ください。
11月10日(日)午後6時20分頃から午後8時まで
福岡県春日市立図書館にて行われる1日限定イベントです。
せっかくなので私の宣伝です。
眠りに導くカラダを体験していただきます。
まぁ、図書館にいるだけで眠たくなるかもしれませんがご愛敬。
眠れない体とは、要らぬ考えが頭に浮かぶ、余計なことを考えてしまう、考えないように考えないようにと務めると「考えない」ことを考えてしまう無限ループに入ってしまうのです。
人の頭は一つのことしか考えられません、一応そういうことになっているそうです。
そこで、強制的に自分の体のことを考えるようにしてしまいます。
自分の体のことを考え続けなければならないのですが、だんだん体が楽になってくることに気づくうちに眠くなっていくという展開です。
実際図書館で眠ってもらおうと思っています。
眠らせたら企画としては大成功と思っております。
熟睡させたらごめんなさい。
寝付きが悪い、睡眠でお悩みの方は是非ご来場ください。
他の催し物もおススメです。
星の話は整理券が準備されてます。
幸運の流れ星に願掛けをしてください。
楽しそうなイベントなので、秋の夜長にお時間ございましたら覗きに来てください。
ここまでお読みくださりありがとうございました。
皆様もたっぷりと睡眠を取って素敵な秋をご堪能ください。
コメントをお書きください